基礎知識

通信速度の目安|Mbpsとは?用途別に必要な速度と測定方法をわかりやすく解説

約9分で読めます

「通信速度が遅い」は具体的にどれくらい?

「格安SIMは速度が遅いって聞くけど、実際どれくらい?」「Mbpsって何?数値が大きいほどいいの?」

通信速度は格安SIM選びの重要なポイントですが、「Mbps」という単位の意味自分の用途にどれくらいの速度が必要かを正しく理解している方は多くありません。

この記事では、通信速度の単位の見方から用途別の目安、格安SIMの速度事情、遅いときの対処法まで初心者向けにわかりやすく解説します。

通信速度の単位を理解しよう

bps・Kbps・Mbps・Gbpsの関係

通信速度は**bps(bits per second)**という単位で表されます。「1秒間に何ビットのデータを送受信できるか」を意味します。

単位読み方速さ
bpsビーピーエス1秒に1ビット
Kbpsキロビーピーエス1秒に1,000ビット
Mbpsメガビーピーエス1秒に100万ビット
Gbpsギガビーピーエス1秒に10億ビット

スマホの通信速度はMbpsで表されるのが一般的です。数値が大きいほど速いと覚えておきましょう。

下り速度と上り速度の違い

通信速度には**下り(ダウンロード)上り(アップロード)**の2種類があります。

種類意味使う場面
下り速度データを受信する速度Webサイトの閲覧、動画視聴、アプリのダウンロード
上り速度データを送信する速度メールの送信、写真のアップロード、ライブ配信

日常的なスマホの使い方では下り速度のほうが重要です。動画を見たりWebサイトを閲覧する場面では、下り速度が快適さを左右します。

Ping値(レイテンシ)とは

Ping値はデータが往復するのにかかる時間(遅延)を表す数値で、**ミリ秒(ms)**の単位で表されます。

Ping値体感向いている用途
〜30ms非常に快適オンラインゲーム、ビデオ通話
30〜50ms快適一般的な利用すべて
50〜100msやや遅延ありWeb閲覧、動画視聴
100ms〜遅延を感じるテキストベースの利用

数値が小さいほど反応が速いことを意味します。オンラインゲームなどリアルタイム性が求められる用途では、MbpsだけでなくPing値も重要です。

用途別に必要な通信速度の目安

用途必要な下り速度必要な上り速度備考
メール・LINE1Mbps1Mbpsテキスト中心なら低速でもOK
Web閲覧3〜10Mbps画像が多いサイトは10Mbps推奨
SNS(Instagram・X)5〜10Mbps3Mbps画像・動画の表示に速度が必要
音楽ストリーミング1〜5Mbps高音質でも5Mbpsで十分
YouTube(中画質480p)3Mbps中画質なら軽い
YouTube(高画質1080p)10MbpsHD画質で快適に見るなら
YouTube(4K)25Mbps4K視聴にはかなりの速度が必要
Netflix5〜25MbpsHD:5Mbps、4K:25Mbps
Zoom・ビデオ会議5〜15Mbps5Mbpsグループ通話は速度が必要
オンラインゲーム10〜30Mbps5MbpsPing値30ms以下が理想
アプリのダウンロード20Mbps〜速いほど待ち時間が短い

ポイント: 普段のスマホ利用なら下り10〜30Mbpsあれば十分快適です。メールやLINE程度なら1Mbpsでも問題ありません。

データ通信量(ギガ)の目安についてはデータ通信量の目安ガイドで詳しく解説しています。

格安SIMの通信速度事情

時間帯による速度変動

格安SIM(MVNO)は大手キャリアから回線を借りているため、利用者が集中する時間帯に速度が低下しやすい特徴があります。

時間帯速度の傾向理由
朝(7〜9時)やや低下通勤・通学時間帯
昼(12〜13時)大きく低下昼休みで利用者が集中
夕方(17〜19時)やや低下帰宅時間帯
夜(20〜23時)やや低下動画視聴が増える時間帯
深夜〜早朝高速利用者が少ない

特に平日12時〜13時の昼休み時間帯が最も速度が低下しやすく、MVNOでは1〜10Mbps程度まで落ちることがあります。

キャリア種別ごとの速度目安

キャリアの種別によって速度の傾向が異なります。

種別平均速度昼間の速度安定性
MNO(大手キャリア)100〜200Mbps◎ 安定
サブブランド80〜130Mbps◎ 安定
オンライン専用70〜100Mbps○ ほぼ安定
MVNO20〜50Mbps△ 低下しやすい

MNOとMVNOの違いについて詳しくはMVNO・MNO・サブブランドの違いをご覧ください。

2026年最新の実測速度ランキング

2026年2月時点での主要キャリアの実測速度です。

キャリア種別平均下り速度昼間の下り速度
ワイモバイルサブブランド約130Mbps約100Mbps以上
UQモバイルサブブランド約120Mbps約80Mbps以上
ahamoオンライン専用約100Mbps約70Mbps以上
LINEMOオンライン専用約90Mbps約60Mbps以上
楽天モバイルMNO約80Mbps約60Mbps以上
IIJmioMVNO約40Mbps約10〜20Mbps
mineoMVNO約35Mbps約5〜15Mbps

通信速度の測定方法

自分のスマホの実際の通信速度を知りたい場合は、以下のツールで簡単に測定できます。

Speedtest by Ookla

最も有名な速度測定ツールです。下り速度・上り速度・Ping値を一括で測定できます。アプリ(iOS / Android)またはWebサイトから利用可能です。

FAST.com

Netflixが提供する速度測定サイトです。アクセスするだけで自動的に下り速度が測定されます。シンプルで使いやすいのが特徴です。

みんなのネット回線速度(みんそく)

日本のユーザーが投稿した速度データをキャリア別・地域別・時間帯別に見ることができるサイトです。自分が検討中のキャリアの実測データを事前に確認するのに便利です。

正確に測定するためのポイント

  • 同じ場所で時間帯を変えて複数回測定する
  • Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信のみで測定する
  • アプリのバックグラウンド通信を止めてから測定する
  • 1回の結果だけで判断せず、3回以上の平均値を参考にする

通信速度が遅いときの対処法7選

1. 場所を変える

建物の奥や地下では電波が弱くなりがちです。窓際や屋外に移動するだけで速度が改善することがあります。

2. Wi-Fiに切り替える

モバイルデータ通信が遅い場合は、Wi-Fiに接続すると快適になることが多いです。自宅やカフェのWi-Fiを活用しましょう。

Wi-Fiとモバイルデータ通信の使い分けについてはWi-Fiとモバイルデータ通信の違いで詳しく解説しています。

3. 端末を再起動する

通信の不具合は端末の再起動で解決することが多いです。まずは再起動を試してみましょう。

4. 機内モードをON→OFF

再起動するまでもない場合は、機内モードを一度オンにしてからオフにすることで通信がリフレッシュされ、速度が改善することがあります。

5. データ節約モードを確認

iPhoneの「省データモード」やAndroidの「データセーバー」が有効になっていると、通信速度が意図的に制限される場合があります。設定を確認しましょう。

6. アプリのバックグラウンド通信を制限

複数のアプリがバックグラウンドで通信していると速度が分散されます。不要なアプリのバックグラウンド更新をオフにすることで改善が期待できます。

7. 速度の速いキャリアに乗り換える

上記の対処法でも改善しない場合は、通信速度が安定しているキャリアへの乗り換えを検討しましょう。MVNOからサブブランドやオンライン専用プランに変更するだけで、大幅に速度が改善するケースが多いです。

よくある質問(Q&A)

Q. 格安SIMの速度が遅くて使い物にならないことはある?

**A. 昼間のMVNOは遅さを感じることがあります。**ただし、サブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)やオンライン専用プラン(ahamo・LINEMO)であれば、大手キャリアと同等の速度で利用できます。

Q. 5Gと4Gで体感速度は変わる?

**A. 日常利用では大きな差を感じにくいです。**5Gは理論値では4Gの数十倍の速度ですが、実際の体感では4G(50〜100Mbps)でも十分快適です。詳しくは4G・5Gの違いをご覧ください。

Q. 速度制限がかかった場合の速度はどれくらい?

**A. 多くのキャリアで最大128Kbps〜1Mbpsに制限されます。**128Kbpsではメールやテキストチャット程度しか使えません。1Mbps制限のプランなら、低画質の動画視聴やSNSも何とか可能です。

Q. Wi-Fiとモバイルデータ通信はどちらが速い?

**A. 一般的には自宅のWi-Fi(光回線)のほうが速いです。**光回線経由のWi-Fiなら100〜500Mbps程度出ることが多く、モバイルデータ通信より高速です。ただし、公衆Wi-Fiは混雑で遅い場合もあります。

Q. Mbpsの数値は大きいほどいい?

**A. 基本的にはそうですが、体感には上限があります。**30Mbps以上であれば、ほとんどの用途で快適に利用でき、100Mbpsと200Mbpsの差を体感することは難しいです。動画視聴やSNSなら10〜30Mbpsで十分です。

まとめ

通信速度の単位や目安を知っておくと、格安SIM選びやスマホの使い方で役立つ場面が多くあります。

ポイントを整理しておきましょう。

  • ✅ 通信速度はMbpsで表され、数値が大きいほど速い
  • ✅ 普段のスマホ利用なら下り10〜30Mbpsで十分快適
  • ✅ MVNOは昼間の速度低下に注意。サブブランドなら安定
  • ✅ 速度が遅いときは再起動や機内モードON/OFFをまず試す
  • ✅ 測定は時間帯を変えて複数回行うのが正確

速度重視で格安SIMを選びたい方は、格安SIMのデメリットも確認しておくと安心です。

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