格安SIMの契約は、必要なものさえ揃えれば簡単
「格安SIMに乗り換えたいけど、何を用意すればいいかわからない…」と不安に思っていませんか?
格安SIMの契約に基本的に必要なものは3つです。本人確認書類・支払い方法・メールアドレスを用意すれば、あとは公式サイトから申し込めます。電話番号を引き継ぐ場合は、これにMNP予約番号(MNPワンストップを利用できない場合)が加わります。
なお、2026年4月から、オンライン申し込みの本人確認は、本人確認書類のICチップ読み取りが原則必須になっています。マイナンバーカードや運転免許証など、ICチップ付きの書類を用意しておきましょう。
この記事では必要なものの詳細から申し込み手順まで、初心者にもわかりやすくステップバイステップで解説します。格安SIMの基本について先に知りたい方は格安SIMとは?基礎知識ガイドをご覧ください。
格安SIMの契約に必要なもの一覧
格安SIMの契約に必要なものは以下のとおりです。
| 必要なもの | 必須/任意 | 備考 |
|---|---|---|
| 本人確認書類 | 必須 | オンライン申し込みはICチップ付きの書類(マイナンバーカード・運転免許証など)を読み取る |
| 支払い方法 | 必須 | クレジットカードが基本 |
| メールアドレス | 必須 | フリーメール推奨 |
| MNP予約番号 | 任意 | 電話番号を引き継ぐ場合で、MNPワンストップを利用できないときのみ |
1. 本人確認書類
格安SIMの契約には、本人確認書類の提出が必要です。使える書類はオンライン申し込みか店舗申し込みかで異なります。
オンライン申し込みの場合
- マイナンバーカードや運転免許証など、ICチップ付きの本人確認書類(2026年4月以降、ICチップ読み取りが原則必須)
- ICチップ付きの書類がない場合は、住民票の写しなど別の書類で本人確認する方法があります。この場合は事業者から書留郵便などが届くので、必ず受け取ってください
使える書類や方法は事業者ごとに異なるため、申し込み画面の案内を確認しましょう。
店舗(対面)申し込みの場合
- 運転免許証(最も一般的)
- マイナンバーカード
- パスポート(日本国発行のもの)
- 在留カード(外国籍の方)
- 健康保険証 + 補助書類(住民票など)
店舗で使える書類の範囲はキャリアごとに異なるため、申し込み前に契約先の案内を確認しましょう。
2. 支払い方法
格安SIMの月額料金の支払いは、クレジットカードが基本です。一部のキャリアでは口座振替やデビットカードにも対応しています。
| 支払い方法 | 対応状況 | 備考 |
|---|---|---|
| クレジットカード | ほぼ全キャリア対応 | VISA・Mastercard・JCBなど |
| 口座振替 | 一部キャリアのみ | 楽天モバイル・ahamoなど |
| デビットカード | 一部キャリアのみ | キャリアごとに対応状況が異なる |
クレジットカードをお持ちでない方は、口座振替に対応しているキャリアを選びましょう。詳しい対応状況は後述の「支払い方法の対応状況を比較」で紹介しています。
3. メールアドレス
契約時の連絡先として、メールアドレスが必要です。キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は乗り換えると使えなくなる可能性があるため、Gmail・Yahoo!メールなどのフリーメールを用意しておきましょう。
フリーメールのアカウントを持っていない方は、Gmailのアカウントを事前に作成しておくのがおすすめです。格安SIMの契約だけでなく、各種サービスの登録にも使えます。
4. MNP予約番号(MNPワンストップを利用できない場合のみ)
今の電話番号をそのまま引き継ぐ場合だけ関係する項目です(新しい番号でよいなら不要)。2023年から始まったMNPワンストップに対応したキャリア間なら、乗り換え先での手続きだけで完結し、MNP予約番号は取得しなくて構いません。
MNPワンストップに対応していない場合は、今のキャリアのマイページや電話窓口からMNP予約番号を無料で取得できます。有効期限は15日間で、格安SIMの申し込み時には残日数が10日以上求められることが多いため、取得したら早めに申し込みましょう。
MNPの仕組みや手続きの詳細はMNP(番号ポータビリティ)の基本ガイドで解説しています。
2026年4月からのオンライン本人確認
携帯電話不正利用防止法の省令改正により、2026年4月1日からオンラインでの本人確認は、本人確認書類のICチップ読み取りが原則必須になりました。総務省はICチップで真偽を確認できる書類の例としてマイナンバーカードと運転免許証を挙げています。
2026年3月までは本人確認書類の画像アップロードなどでも本人確認ができていましたが、こうした方法は原則廃止されています。店舗(対面)での本人確認は、現在は書類の目視確認なども認められていますが、2027年4月以降は対面でもICチップの読み取りが原則必須になる予定です。
変更前後の比較
| 項目 | 2026年3月まで(改正前) | 2026年4月以降(現行) |
|---|---|---|
| オンライン本人確認 | 書類の画像アップロード等でOK | ICチップ付き書類の読み取りが原則必須(ICチップ付き書類がない場合は住民票の写しなど+書留郵便などで確認) |
| 対面(店舗)本人確認 | 書類の目視確認など | 書類の目視確認など(2027年4月以降はICチップ読み取りが原則必須になる予定) |
※2026年10月17日に総務省「携帯電話の本人確認ルール」で確認。2027年4月以降はデータ通信専用SIMの契約も本人確認の対象になります。
オンライン申し込み前に確認すること
- ICチップ付きの本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)が手元にあるか
- 読み取りに使う暗証番号を確認しておく(書類によって必要な暗証番号が異なります)
- NFC対応のスマホを用意しておく(ICチップ読み取りに必要)
ICチップ付きの書類がない場合は、住民票の写しなどを使う方法に対応しているかを申し込み先で確認するか、店舗での申し込みを検討しましょう。暗証番号を忘れた場合の照会や再設定は、書類を発行した役所などで手続きします。
格安SIMの申し込み手順(5ステップ)
必要なものが揃ったら、いよいよ申し込みです。格安SIMの契約は5つのステップで完了します。
ステップ1:必要なものを準備する
上記で紹介したアイテムを手元に用意しましょう。
- 本人確認書類(オンライン申し込みはマイナンバーカード・運転免許証などのICチップ付き書類)
- クレジットカード(または対応する支払い方法)
- メールアドレス
- MNP予約番号(番号引き継ぎで、MNPワンストップを利用できない場合)
また、今使っているスマホをそのまま使う場合は、SIMロックが解除されているかも確認しておきましょう。2021年10月1日以降にキャリアが新たに発売した端末なら、原則としてSIMロックはかかっていません。SIMロックの確認方法はSIMロック解除の手順と確認方法をご覧ください。
ステップ2:申し込む格安SIMを選ぶ
自分の使い方に合った格安SIMを選びましょう。選ぶポイントは以下のとおりです。
- 月間データ使用量に合ったプランがあるか
- 通話頻度に応じたかけ放題オプションがあるか
- 回線の種類(ドコモ・au・ソフトバンク)が今のスマホに合っているか
- 支払い方法が自分に合っているか
どの格安SIMを選べばよいか迷ったら、格安SIMの選び方ガイドを参考にしてください。
ステップ3:公式サイトから申し込む
格安SIMの公式サイトにアクセスし、「お申し込み」ボタンから手続きを進めます。一般的な申し込みの流れは以下のとおりです。
- プランを選択する(データ容量・通話オプションなど)
- SIMの種類を選ぶ(物理SIMカード or eSIM)
- 本人確認を行う(オンラインは本人確認書類のICチップ読み取り)
- 支払い情報を入力する(クレジットカード番号など)
- 申し込み内容を確認して完了
SIMの種類は、物理SIMカードとeSIMの2種類があります。eSIM対応のスマホをお持ちなら、郵送を待たずに最短即日で開通できます(所要日数の目安はステップ4を参照)。SIMカードの種類について詳しくはSIMカードの基本ガイドを、eSIMについてはeSIMの基本ガイドをご覧ください。
ステップ4:SIMカードを受け取る
物理SIMカードの場合は、申し込みから通常2〜5日程度で自宅に届きます(審査・配送状況によって変動します)。届いたらSIMカードを台紙から取り外し、スマホのSIMトレイに挿入します。
eSIMの場合は、審査完了後にメールでプロファイル情報が届きます。スマホの設定画面からeSIMプロファイルをダウンロードするだけなので、最短即日で利用開始できます。ただし審査には数時間〜1日かかることがあり、審査の混み具合や受付時間帯によっては翌日以降になります。eSIMの設定方法について詳しくはeSIMの基本ガイドをご覧ください。
ステップ5:初期設定・開通手続き
SIMカードの挿入(またはeSIMのダウンロード)が完了したら、初期設定を行います。
- 必要な場合のみAPN設定を行う(契約先の案内に従ってAPN情報を入力、または構成プロファイルをインストール。自動で設定される端末・事業者もあります)
- 開通手続きを行う(MNPの場合はマイページから回線切り替え)
- Wi-Fiをオフにして動作確認(ブラウザでWebサイトが表示されればOK)
APN設定の詳しい手順はAPN設定ガイドで解説しています。
オンライン申し込みと店舗申し込みの違い
格安SIMの申し込みには、オンラインと店舗の2つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを比較しましょう。
| 項目 | オンライン申し込み | 店舗申し込み |
|---|---|---|
| 手続き時間 | 約15〜30分 | 約1〜2時間 |
| 受付時間 | 24時間いつでも | 店舗の営業時間内 |
| 待ち時間 | なし | 混雑時は数時間待ちも |
| サポート | チャット・電話で対応 | スタッフに直接相談できる |
| キャンペーン | オンライン限定特典がある場合も | 店舗限定特典がある場合も |
| 対応キャリア | すべての格安SIM | 店舗があるキャリアのみ |
| おすすめな人 | 自分で手続きできる人 | 対面でサポートを受けたい人 |
ahamo・LINEMO・povo2.0のようなオンライン専用のブランド・プランは店頭で申し込めないため、オンライン手続きに慣れておくと選べる範囲が広がります。特典はオンライン限定・店舗限定のどちらもあり、内容は時期とキャリアによって変わります。申し込む前に、両方の窓口の条件を確認しておきましょう。
支払い方法の対応状況を比較
主要な格安SIM・キャリアの支払い方法の対応状況をまとめました。
| キャリア | クレジットカード | 口座振替 | デビットカード |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | ⚪ | ⚪ | △(楽天銀行ほか一部) |
| ahamo | ⚪ | ⚪ | △(一部のみ) |
| LINEMO | ⚪ | ⚪ | ⚪(VISA・Mastercard・JCBブランド) |
| UQモバイル | ⚪ | ⚪ | ⚪(VISA・JCBデビット) |
| ワイモバイル | ⚪ | ⚪ | ⚪(VISA・Mastercard・JCBブランド) |
| IIJmio | ⚪ | ✕ | ✕ |
| mineo | ⚪ | △(eo光利用者のみ) | △(使えない場合あり) |
※2026年10月17日に各社の公式サイトで確認。楽天モバイルで使えるデビットカードは楽天銀行デビットカードほか一部のみで、口座振替は月額料金のみ対応しており、引き落としごとに手数料がかかります。
クレジットカードなしでも契約したい方は、口座振替に対応している楽天モバイル・ahamo・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイルがおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q. 未成年でも格安SIMを契約できる?
A. 多くのキャリアでは18歳以上なら本人名義で契約できます。18歳未満の場合は、保護者名義で契約して子どもを利用者として登録する形が一般的です。契約できる年齢や親権者同意書の要否はキャリアごとに異なるので、申し込み先の条件を確認してください。未成年が使う回線では、フィルタリングサービスへの加入を求められることもあります。
Q. クレジットカードなしでも契約できる?
A. 口座振替に対応しているキャリアなら可能です。楽天モバイル・ahamo・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイルは口座振替に対応しています。ただし、IIJmioやmineoなどのMVNOはクレジットカードが必須のケースが多いです。
Q. マイナンバーカードがないと契約できない?
A. マイナンバーカードがなくても契約できる場合があります。2026年4月以降のオンライン申し込みでは、ICチップ付きの本人確認書類の読み取りが原則必須ですが、総務省は運転免許証もICチップ付き書類の例に挙げています。ICチップ付きの書類がない場合は、住民票の写しなどで確認する方法や、店舗(対面)での申し込みもあります。使える書類は事業者ごとに異なるため、申し込み先の案内を確認してください。
Q. 申し込みから開通までどのくらいかかる?
A. eSIMなら最短即日、物理SIMカードなら通常2〜5日程度です。オンラインで申し込んだ場合、審査(本人確認の照合)に数時間〜1日かかり、物理SIMカードはそこから郵送期間がプラスされます。審査状況や配送状況によって変動します。
Q. 格安SIMの契約に審査はある?
A. はい、審査があります。本人確認書類と申し込み内容の一致確認や、過去の未払い履歴のチェックが行われます。審査基準は各社とも公開していません。氏名・住所の表記違いといった情報の不一致、料金の未払い、短期間での契約・解約の繰り返しなどがあると、契約できない場合があります。申し込み前に、書類の記載と入力内容をそろえておきましょう。
まとめ
格安SIMの契約に必要なものと手順は次のとおりです。
- 基本的に必要なものは3つ:本人確認書類・支払い方法・メールアドレス(MNPワンストップを利用できない番号引き継ぎのみMNP予約番号が必要)
- 2026年4月からオンラインの本人確認はICチップ付き書類(マイナンバーカード・運転免許証など)の読み取りが原則必須(店舗は現在、書類の目視確認なども可)
- 申し込みは5ステップで完了(準備→選択→申し込み→受け取り→初期設定)
- オンライン申し込みなら24時間受け付け。オンライン専用プランはこの方法のみ
- クレジットカードなしでも口座振替対応キャリアなら契約できる
必要なものを揃えたら、あとは申し込むだけです。以下のキャリアから自分に合ったプランを探してみましょう。
ahamo
PR30GB・1回5分以内の国内通話込みで月額2,970円。2026年12月1日から段階制の新料金に改定予定
IIJmio
PRギガプランの音声SIMは2GB 850円から。余ったデータは翌月に繰り越せる
LINEMO
ベストプランは〜3GB 990円/〜10GB 2,090円の段階制
UQモバイル
コミコミプランバリューは35GB・1回10分以内の国内通話込みで3,828円